ブラックでも安心して持てるクレジットカードの契約方法とは?

クレジットカードやカードローンでは必ず審査がありますので、過去に信用事故を起こしてしまった、いわゆる「ブラック」と呼ばれる人は契約することが非常に困難です。特に未払いの料金が何かしら残っている場合は、ブラックでもブラックでなくても契約することは難しいでしょう。クレジットカードやカードローンの審査では、申し込み後に申込者の信用情報を確認し、カードの利用履歴や支払い状況を細かくチェックするのです。他の支払いがあって払えていないのに、さらにお金を使おうとしている状況は金融機関側にとっては高いリスクを伴う行為ですし、そのまま支払いをしないということは信用を置くことができません。

信用情報に記録されるデータには限りがあります。最長でも10年経過すればすべてのデータが消えますので、過去に信用事故を起こしていた人でも再び契約ができるようになります。信用情報がすべて消えれば「スーパーホワイト」と呼ばれる状態になるのです。スーパーホワイトは信用情報に一切のデータが残っていない状態で、そもそもすべての人は初めて契約を行った時はスーパーホワイトでした。信用情報にデータが記録されることは悪いことではありません。取引実績を作ることによって、その人のお金の使い方や支払い能力を確認することができるからです。信用情報で最も信頼されるのが、毎月一定の金額を使っていて、かつその支払いを完璧にこなしている人です。そういう人は契約して利用してもらっても、しっかりと返済をこなしてくれる可能性が高く、資金を回収できなくなる恐れが低いのです。反対に毎月全く利用していなかったり、利用して返済ができなくなる人は信用に値しません。全く利用がなければ、そもそもどういうお金の使い方をする人かも判断することができないからです。何かしらの都合で支払いをうっかり忘れてしまうことはあるかもしれません。金融機関側でもそうした状況が発生する可能性は考慮しており、短期的な延滞は大きな問題にしない会社が多いでしょう。しかし1ヶ月も2ヶ月も未払いが続けばそうではありません。それは単に忘れているだけではなく、支払う意思がなかったり、支払う能力がないものだと判断するためです。このため長期的な延滞をしている人や、債務整理を行った人はブラックとして契約することが難しくなります。

しかし、ブラックでも無審査で持てるクレジットカードはいくつかあります。(クレジットカードを探すなら→クレジットカードの達人 | お得なカードを徹底調査比較 おすすめはコレだ!)例えば家族カードです。家族カードとは、世帯主の契約に付随して発行することができる、家族が持つためのクレジットカードです。請求は全て世帯主に行くことになりますので、家族カードを持つ人自体を審査されることはありません。すでに持っている世帯主のカードのコピーのような存在だと思っておけば簡単に理解できるでしょう。例えば子供が破産してしまったけれど、生活の利便性のためにカードを持たせてあげたい、そう思っているときにはこのカードが利用することができます。ただし新規で申し込みをするとき、家族の破産状況が審査対象となることもあります。例えば奥さんが破産しており、A社の債務整理を行ったとします。旦那さんは直接契約に関係していませんが、A社に申し込みをすれば当然、それは破産した奥さんの旦那さんだということがわかるのです。信用情報も申し込み内容も問題がなくても、家族で破産している人がいる場合は、その家族もまた破産する可能性があると言えます。旦那さんも奥さん同様破産されてしまったら困りますので、カード会社はその段階で契約を見送る可能性があります。家族がブラックでも基本的にその家族に影響がおよぶことは少ないでしょう。しかし、家族が事故を起こしいる会社に関しては気を付けておいたほうがよいでしょう。

家族カードのメリットやデメリットは何があるのでしょうか。まず、無審査で持てることから、ブラックでない場合でも、専業主婦や学生など、そもそもカードを作ることが難しい人たちでも簡単に持つことができます。年会費も格安だったり無料の物も多く、大きなコストをかけなくても持つことができます。請求は契約者のもとへ届くことになりますので、家族で利用した金額を一元管理することもできます。家族カードは決しておまけてきなものではなく、そのカードの利用にも付帯保険やポイントがつくことが多くなります。ポイントをたくさん貯めたい人は家族にもカードを利用してもらうと良いかもしれません。ポイントには期限があるものも多くあります。実際に交換できる水準まで貯めることができず、無駄にしてしまっている人もいます。何人かで共同で利用してポイントを貯めれば、より早く交換することができるラインまで達するでしょう。

デメリットもいくつかあります。例えば限度額が共通している点です。契約者のカードの限度額が50万円だった場合、家族カードの利用分はその限度額の中から引かれていくことになります。限度額が高額に設定されていればそれほど問題はありませんが、少額では家族の誰かが大きな買い物をすると、他の人が利用できなくなってしまうこともあります。高額商品を購入する前には必ず相談しておきましょう。また、利用者の信用情報には何も記録されることがないため、ブラックでも状況が改善して支払い能力がついてきても、それを証明することができません。請求がまとめて発送されますので、内緒で買い物をすることもできないでしょう。内緒で買い物をしたい場合にはあまり向いていません。場合によっては喧嘩になってしまうこともありますので注意が必要です。

家族がたくさんいる人も注意が必要です。発行できるカードの枚数には上限が決められているものも多く、誰に渡すのかが問題になります。発行する枚数が多ければ多いほど限度額に到達するのが速くなりますので、できるだけ限度額の多いカードで家族用に用意するか、限度額をアップするように審査をしてもらうと良いでしょう。クレジットカードは毎月しっかり利用していて支払いをしている人に対しては、限度額を増やしてくれます。カード会社によっては自動的に知らない間に増えていることもありますし、申込制となっているものもあります。カードのホームページ上で限度額をアップできるという通知やキャッシング枠を増額できる通知が届いている場合は、ほぼ審査に通っている状態ですので、簡単に増額をすることもできます。

家族が利用した金額は契約者が支払いをすることになります。一括で支払いをするのもリボ払いにするのも契約者の自由ではありますが、リボ払いにすると金利に応じた手数料が発生します。特に利用残高が多きければ大きいほど負担は増えますので、リボにする場合は注意しましょう。毎月の支払い額が一定になって負担が小さくなるというメリットはありますが、手数料の支払いが増える分、トータルで見れば得はしません。またリボ払いに設定していると元金が減りませんので、翌月利用できる残高もあまり回復しません。リボに変更する場合は家族にも伝えておき、カードの利用は控えてもらいましょう。限度額がないと支払いの段階で決済ができません。商品購入であれば問題ありませんが、飲食やサービスの費用など、後払い制の支払い時には困ったことになってしまうこともあります。カード払いをする場合でも、飲食やサービスを利用して後払いをするお店では現金で支払いができる分だけの持ち合わせも持っていったほうが良いでしょう。

実は無審査で持てるカードは家族カードだけではありません。クレジットの機能だけを利用したいのであれば、銀行の発行しているデビットカードや、プリペイド式のカードを利用すると良いでしょう。デビットカードは審査不要で、口座さえ持っていれば持つことができます。利用すればその分だけキャッシュバックが発生するカードも多く、特定のネットショップであればポイントが倍になったりするキャンペーンも適用対象です。キャッシュバック式となっている銀行のカードでは、ポイントではなく現金として戻ってきますので、戻ってきたお金で再び買い物をすることができるでしょう。概ねキャッシュバックの返金率は0.5%程度が平均的な数値です。10万円利用すれば500円戻ってきます。特に高額な買い物をする場合は、少額のキャッシュバックでも大きな返金となることがあります。お得に買い物をしたいのであれば、現金払いよりもこうしたカード払いをしたほうが確実にお得になります。デビットカードは利用した金額がその場で銀行口座から引かれることになります。1日の利用制限や月の利用制限を設定することもできますが、利用制限は預金口座残高までとなります。預金口座に残高がないと決済が否決されてしまいますので注意しましょう。海外のネットショッピングでも利用することができますので、とりあえずカードの機能が欲しい場合にはおすすめです。

海外で利用する場合は為替レートにも注意しましょう。海外の買い物は円高のときほど安くなり、円安になると料金が高くなります。また、為替レートは1日の中でも大きく変動しています。買い物をしたときのレートとカード会社が決済するときのレートには差が開くこともあります。そのため代金は一時的にその時に決められているレートで計算され、残高から引かれることになりますが、後日正しいレートで再計算され、差額を引かれたり返金されることもあります。残高ギリギリまで支払いに利用してしまうと、この差額が払えなくなってしまいうこともあります。デビットカードはその場払いが基本的ではありますが、あとからお金が必要になることもある点には注意しておきましょう。一定期間この差額を支払うことがないままでいると、デビットカードも強制解約となってしまうことがあります。

全てのクレジットカードが家族にカードを発行できるわけではありません。そのため対応しているカード会社のカードを契約しておく必要があります。そしてその利用は契約者の信用情報に影響を与えることになります。特にこれから住宅ローンやマイカーローンなど、審査の厳しいローンの契約をする場合、渡しているカードの利用の仕方についても注意してもらわなくてはなりません。信用を失ってしまいそうな利用があれば、そうした審査の厳しいローンにも少なからず影響が及んでしまうことがあるからです。家族にカードを渡す場合は、そうしたリスクがあることも注意しておきましょう。そして家族にカードを発行する場合、1枚のカードを使いまわすことはできません。カードを利用する人の数の分だけカードを発行しておかなくてはなりません。使いまわしは規約違反となりますので、もし盗難や紛失に遭ったときに補償を受けることができなくなってしまいます。最悪すべてのカードが強制解約とされてしまうこともあります。カードを持つ場合は所有者全員が会員規約を把握し、違反した利用をしないようにしましょう。家族にカードが発行できる会社では、一言に「家族」と言っても誰に発行できるか制限しているところもあります。例えば配偶者だけだったり、両親や子供にも発行できるものもあります。子供に発行する場合、18歳で高校生以上でなくてはなりません。18歳になっていても高校生では利用することができないので注意しましょう。

家族で1つの契約のクレジットカードを共有できるとさまざまなメリットがある反面、注意が必要なこともあります。特に家族の中にブラックになった人がいて、その人に利用させる場合は注意しましょう。最悪契約者の信用情報に傷がつく可能性があるからです。カードごとに限度額を設定することが可能なものもありますので、危ないなと感じたらすぐに限度額を制限したり、利用をストップするように管理を行うようにしましょう。家族用のカードはカード会社が管理をしてくれるわけではありませんので、契約者が目を光らせておく必要があります。そして多額の利用があってもそれを支払うのは契約者です。無審査で持てるというのは大きなメリットではありますが、簡単に持ててもカードとしてのリスクは通常のクレジットカードと変わりありません。家族の審査は自分で行うようにし、危ないなと感じたら個人で発行できるデビットカードやプリペイド式カードを勧めるようにしましょう。